ピラティスでリハビリをするのは効果的なのでしょうか?
実は、ピラティスは元々リハビリとして始まった歴史がありますので、効果的どころかリハビリこそピラティスのメリットを最も発揮できると言っても過言ではないと思います。
ピラティスでリハビリの効果は?
ピラティスはリハビリに効果的なエクササイズのひとつです。
ピラティスは、身体のコア(中心部)を強化することを中心に据えたエクササイズで、姿勢改善や体幹の安定性を高める効果があります。
そのため、多くのリハビリテーションプログラムでもピラティスが取り入れられています。
また、元々ピラティスは負傷兵のリハビリとして始まったエクササイズ方法です。
日本ではダイエットやスタイル改善のイメージが強いかもしれませんが、海外では医療機関のリハビリでピラティスマシンが使われるなどリハビリのイメージが強いところもあります。
具体的には、腰痛や肩、膝などの関節痛や痛みや不調に対するリハビリに効果があります。
また、骨折や手術後のリハビリにも役立ちます。
ピラティスは、身体に負担をかけずに筋力を高めることができるため、怪我や手術後の身体の回復期に適したエクササイズと言えます。
また、ピラティスには、呼吸法やストレッチなども含まれており、身体だけでなく心にも効果があります。
ストレスや不安を軽減する効果があり、精神的な側面にも注目してリハビリプログラムに取り入れられることもあります。
ただし、リハビリには個人差がありますので、専門家の指導を受けて、個々の症状や状態に合わせた適切なプログラムを組むことが重要です。
また、医師の運動許可が出ないタイミングではピラティスは行うべきではありません。
リハビリの後半からピラティスを導入するのがいいタイミングでしょう。
ピラティスがリハビリに効果的な理由とは?
ピラティスは、筋肉の強化や柔軟性の向上、姿勢改善など、様々な健康効果があるとされています。
その中でも、リハビリに効果的な理由は以下の通りです。
・筋肉の強化
ピラティスは、体幹(トランク)の筋肉を重視したエクササイズであり、筋肉を効果的に鍛えることができます。
体幹の筋肉は、身体を支える役割を果たすため、様々な運動や日常生活の動作に必要となるため、筋肉の強化はリハビリに欠かせない要素です。
・関節の柔軟性の向上
ピラティスのエクササイズは、ストレッチや筋肉の伸ばし方にも重点が置かれています。
関節周りの筋肉の柔軟性が向上することで、関節の可動域が広がり、リハビリに必要な関節可動域の回復が促進されます。
・姿勢改善
ピラティスは、姿勢改善に効果があります。
特に、腰痛や肩こりなどで姿勢が悪くなってしまった場合に、ピラティスによる姿勢改善がリハビリに有効です。
・軽度の運動制限や痛みのある人でも取り組みやすい
ピラティスは、激しい運動よりも低負荷で行うことができるため、軽度の運動制限や痛みのある人でも取り組みやすいとされています。
また、ピラティスは呼吸法を取り入れたエクササイズが多く、呼吸をコントロールすることで心身のリラックス効果も期待できます。
以上のように、ピラティスは筋肉の強化や関節の柔軟性の向上、姿勢改善など、リハビリに必要な要素を含んでいるため、リハビリに効果的であるとされています。
ピラティスは元々リハビリの為のエクササイズ
ピラティスは、元々リハビリのために考案されたエクササイズであり、その効果は広く知られています。
ピラティスで行われる多くの動きは、身体の深層筋を鍛えるために設計されています。
それらの筋肉は、背骨や関節を安定させるのに重要です。
また、ピラティスでの呼吸法は、血流や酸素循環を改善することにも役立ちます。
このような効果を持つピラティスは、慢性的な疲労や痛みを抱えている人々にとって、非常に有効なリハビリツールとなります。
例えば、腰の痛みや姿勢の悪さを改善したい人や、肩こりで悩む人にもピラティスは効果的です。
ピラティスで鍛えられた筋肉は、骨格を支えるので、身体全体のバランスを改善し、それによって日々の生活での不快感を軽減することができます。
ピラティスは、必ずしもリハビリ目的でなくても、健康的な身体を作るのに役立つエクササイズであり、非常に効果的です。
しかし、ヨガやランニングなどの他のエクササイズと比べると、身体を奥から鍛えるためのアプローチが異なるので、同様の効果を持つとは限りません。
リハビリ目的でピラティスを始める場合は、経験のある指導者と密に連携して、プログラムの調整を行い、より健康的な身体を手に入れるための最適な方法を見つけることが大切です。
ピラティスでリハビリはマシンピラティスが効果的
マシンピラティスは、ピラティスの中でも専用のマシンを使ったトレーニングです。
マシンピラティスによるリハビリ効果も、マットピラティスと同様にあります。
むしろリハビリとしては、マットピラティスよりもマシンピラティスの方が安全で効果的なことが多いです。
具体的には、マシンピラティスは、身体のコア(中心部)を強化することを中心に据えたエクササイズで、身体のバランスや姿勢改善に効果があります。
また、身体の筋力や柔軟性を向上させる効果もあります。
さらに、マシンピラティスでは、専用のマシンを使ったトレーニングが行われますので、身体に負担をかけずに筋力を高めることができます。
マシンピラティスは、リハビリテーションの分野でも活用されており、腰痛や肩痛などの痛みや不調に対するリハビリに効果があります。
また、骨折や手術後のリハビリにも役立ちます。
マシンピラティスは、身体の負荷をコントロールし、身体の回復期に適したエクササイズと言えます。
ただし、リハビリには個人差がありますので個々の症状や状態に合わせた適切なプログラムを組むことが重要です。
また、マシンピラティスは、専用のマシンを使ったトレーニングであるため、正しいフォームや使用方法を学ぶために、専門家の指導を受けることが望ましいです。
ピラティスでリハビリの方法【膝のリハビリ】
ピラティスは、膝のリハビリにも効果的なエクササイズのひとつです。
具体的には、股関節周りの筋力や柔軟性を強化、足首の柔軟性の強化、足首・膝・股関節の連動性の強化などをすることで、膝の安定性を高め、膝の痛みや不調を改善する効果があります。
膝の怪我で多いパターンは、膝には原因がないということです。
膝は中間関節と呼ばれ、上の関節である股関節、下の関節である足首の影響を大きく受けます。
膝周りにはあまり筋力はありませんので、この膝の周りの筋肉で膝を守るというのは現実的ではありません。
膝を痛める主な原因は、次の通りです。
・股関節の筋力不足
・股関節の柔軟性不足
・足首の柔軟性不足
・足首、膝、股関節の連動性の低下
ピラティスではこれら全てのトレーニングを行えます。
特に、マシンピラティスであればなおさら効果的です。
マシンピラティスを使うことで、膝のリハビリに役立つピラティスのトレーニングプログラムを構築することができます。
また、ピラティスを行う際には、正しいフォームや使用方法を学ぶために、専門家の指導を受けることが望ましいです。
ピラティスで半月板損傷のリハビリ
膝の怪我で多い半月板損傷のリハビリにも、ピラティスは有効です。
半月板損傷の場合は、大きく手術療法と保存療法があります。
どちらを選択するかは、怪我の状況や医師の判断によりますが、どちらを選択してもリハビリが重要なことには変わりありません。
ピラティスで半月板損傷のリハビリをする場合も、手術療法でも保存療法でも基本的な考え方は同じです。
まず、半月板損傷の原因は膝ではなく股関節と足首にある場合が多いです。
股関節の柔軟性低下、股関節の筋力低下、足首の柔軟性低下、足首と股関節と膝の連動性の低下などが複合的に起こって膝へのストレスが増します。
これらの原因を見極めて、改善していくことがリハビリでは必要です。
ピラティスでは、このような股関節のリハビリ、足首のリハビリ、股関節と膝と足首の連動を様々なエクササイズで行えます。
特にリフォーマーを使ったマシンピラティスでは様々なバリエーションでエクササイズを行えますので効果的です。
手術直後にやる関節運動のリハビリも必要ですが、それだけで終わってしまっては再発のリスクを抑えられているとは言えません。
特にスポーツ選手であれば、スポーツ動作に近い動きでリハビリを行わないと再発のリスクは高いままです。
リフォーマーを使ったフットワークや連動性のリハビリをすることは、半月板損傷のリハビリにとって有効です。
ピラティスでリハビリ【腰のリハビリ】
ピラティスは、腰の痛みや不調のリハビリにも効果的なエクササイズの一つです。
腰のリハビリには、腰周りの筋肉を強化し、柔軟性を高めることが重要です。
また、股関節や胸郭などの柔軟性も必要です。
以下は、ピラティスで腰のリハビリに取り入れることができるエクササイズの例です。
・ロールアップ
仰向けに寝て、腕を頭上に伸ばします。息を吸いながら、腕を天井方向に引き、背中を起こします。
そのまま息を吐きながら、背中を丸めて前方に倒れます。
息を吸いながら、元の位置に戻します。
このエクササイズは、腹筋や背中の筋肉を強化し、腰周りの筋肉の柔軟性を高めるのに効果的です。
ロールアップはマットピラティスではかなり難易度の高いエクササイズですが、ピラティスマシンのタワーを使えば難易度は大きく下がります。
このように、リハビリではマシンピラティスを使う場面が多くなります。
ピラティスでのリハビリに資格は必要?
ピラティスでリハビリをするには、特別に何か資格が必要という訳ではありません。
理学療法士はリハビリの専門職の資格ですが、理学療法士のカリキュラムにピラティスはありません。
そもそもピラティスの資格は民間資格になりますので、資格だけでインストラクターを判断するのは難しいです。
ピラティスの資格は様々な団体によって発行されており、団体によってはリハビリ向けのインストラクターの資格を発行している場合もあります。
ただし、必ずしも資格が必要という訳ではありませんので、個人的にはマシンの有無の方が重要だと考えています。
リハビリを行うインストラクターの能力がどれだけ高くても、マシンがないと出来ることが制限されますし、リハビリにはマシンで強度や難易度の調整を行うのが効果的です。
ピラティスでリハビリのまとめ
ピラティスでリハビリをする方法や効果を紹介しました。
ピラティスは元々リハビリとして始まったエクササイズですので、今でももちろんリハビリに効果的です。
膝の怪我のリハビリ、腰痛のリハビリ、肩の怪我のリハビリなど幅広く対応できるのもピラティスのメリットです。
マシンピラティスとは?
マシンピラティスは専用の機械を使って行うピラティスです。
マシンピラティスでは、マシンを使わないマットピラティスよりも難易度の調整がしやすいので運動初心者や怪我のリハビリの低負荷のトレーニングから、アスリート向けの高強度のトレーニングまで幅広く行えます。
マシンピラティスは、ピラティスのフィットネスの中で、調整可能な機材を使って、身体を強化し、ストレッチするエクササイズです。
このトレーニングでは、身体の重力や抵抗を調整できる機材を使用し、特に筋肉のバランスや、ポストウォーキング後の筋肉ストレッチに効果的です。
プライベートヨガとは、1人あるいは少人数で行うトレーニングです。
PCやスポーツ機材を使って、パーソナルなフォームを改善しながら、利益を最大化できます。
また、プライベートヨガはピラティスとヨガの違いを体感できるものでもあります。
マシンピラティスは、おおよそ3種類に分類されます。
リフォーマー、キャディラック、ウォンドには全体的な身体の状態に対応するエクササイズがあり、それぞれのニーズやレベルに応じて選択することが可能です。
マシンピラティスは、身体に加える負荷やストレッチを調整できるため、筋肉を特定の部位に集中的に鍛えたい場合にも最適です。
ピラティスとヨガは共通する要素が多いですが、異なるおおよそ2つのトレーニングです。
ピラティスでは、サポートのある機材を使って特定の筋肉を集中的に鍛えることができます。
一方、ヨガの目的は主にストレッチやリラックスを目的としています。
さらに、ヨガの場合は、心と身体が一つになることを重視しているという点でピラティスとは異なります。
どちらも個人のニーズに応じて選択することができますので、自分に合ったトレーニングを見つけてください。
マシンピラティスとは?プライベート?種類や効果とやり方/ピラティスとヨガの違いは?
ピラティスのリフォーマー
リフォーマーはピラティスマシンの中でも特に多くのエクササイズができるマシンです。
ピラティスマシンの種類は色々ありますので、できれば多くのマシンを揃えたいところですが、スペースや費用の問題で現実的には難しいということが多いです。
そんな時にはリフォーマーが1つあればかなりのエクササイズバリエーションができるので効果的です。
リフォーマーは強度や難易度の調整がしやすいので、運動初心者からアスリートまで使えるマシンです。
ピラティスのリフォーマー/マシンの効果とメリット/エクササイズは自宅でできる?
マシンピラティスで痩せた?
マシンピラティスはダイエットの為に開発されたものではありません。
その為、マシンピラティスだけでダイエットを成功せるのはかなり難しいです。
ダイエットをする場合は、有酸素運動と食事の見直しも併せて行います。
マシンピラティスの効果はダイエットではなく、身体の引き締めの効果がかなり高いです。
効果と目的に合わせてピラティスを行うのがおすすめです。
ピラティスで効果が出るまでの期間はどれくらい?
ピラティスで効果が出るまでにはある程度の期間が必要な場合があります。
1回で効果を感じられることもありますが、目的や状態によっては回数がかなりかかる場合もあります。
まずは最低でも10回を勧められる場合もありますが、その根拠は開発者のピラティスさんの言葉にあります。
ピラティスは、肉体的なプログラムとして、もともとアスリートによって開発されたことから、身体のトーンアップや柔軟性を向上させるためにも使用されています。
効果が出るまでの期間や頻度については、あなたの目的によって異なります。
そのため、月4回(週1)を目安にすることをお勧めします。
この程度の頻度でトレーニングを続けることで、身体の機能を向上し、より効果的な成果を得ることができます。
ピラティスは、筋肉を鍛えることに加え、姿勢やバランスの改善、柔軟性の向上などの総合的な効果があることが知られています。
また、効果が出るまでの期間についても、それぞれの目的や体質によって異なります。
一般的に、効果を得るには、長期にわたって継続してトレーニングを行う必要があります。少なくとも2か月ほどは続けることをお勧めします。
しかし、身体状況や目的によっては、より早い段階で明らかな体感効果を感じることもあります。
最終的には、個々の体質や目的に合わせて、ふさわしい回数や期間を設定することが非常に重要です。
定期的なトレーニングを通じて、あなたの健康や体調を維持し、バランスの良いライフスタイルを築くことができます。
ピラティスの効果が出るまでの頻度は?月4回(週1)?期間と回数
ピラティスのダイエット効果は?
ピラティスは、姿勢の改善や身体のトーンアップに効果があり、またダイエットにも役立つとされています。
しかし、ピラティスのダイエット効果は実際にあるのでしょうか?
また、効果を最大限に引き出すためには週に何回行うべきなのでしょうか?
まず、ピラティスのダイエット効果についてですが、ピラティスは基礎代謝を高めることで脂肪燃焼効果をもたらします。
また、筋力を鍛えることで体内の筋肉量を増やし、基礎代謝を向上させることができます。
さらに、ピラティスは全身の筋肉をバランス良く鍛えるため、身体のシェイプアップを促進することができます。
そのため、ピラティスは健康的なダイエットにおいて有効なトレーニング方法と言えるでしょう。
しかし、ダイエット効果を期待するならばピラティスだけでなく、バランスの取れた食事や有酸素運動も併せて行うことがおすすめです。
健康的なダイエットは、バランスの取れたライフスタイルの中で実践することが重要です。
ピラティスのダイエット効果はありますが、結果を出すためには適切な頻度でトレーニングを続ける必要があります。
週2〜3回のレッスンを受け、継続的な取り組みを行いながら、健康的なダイエットを実現しましょう。
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