ピラティスの消費カロリーはどのくらい?ダイエット効果をヨガと比較

マットピラティスをする女性 ピラティス

ピラティスの消費カロリーはどのくらい?

ピラティスを続けることで、どれくらいのカロリーが消費されるのでしょうか?

また、ピラティスにはダイエット効果があるのでしょうか?

本記事では、ピラティスの消費カロリーやダイエット効果について詳しく解説します。

さらに、ピラティスとヨガの消費カロリーを比較することで、どちらがより効果的なのかも検証します。

ピラティスに興味がある方や、効果的な運動方法を探している方は必見です。

 

ピラティスの消費カロリーはどのくらい?

ピラティスの消費カロリーはどのくらい?

ピラティスをやるとどれくらいのカロリー消費が出来るのでしょうか?

ピラティスの消費カロリーは、個人の体重や身体の状態、運動の強度や持続時間によって異なります。

一般的には、ピラティスは低〜中程度の強度で行われるため、他のより高強度の運動と比べると、ピラティスの消費カロリーはやや少ない傾向にあります。

ただし、ピラティスは筋力や柔軟性を向上させるためのトレーニングであり、効果はカロリー消費だけに焦点を当てて評価するべきではありません。

そもそもピラティスの目的はカロリー消費ではありません。

ピラティスは、身体のコントロールを目的とした運動です。

その効果で、身体の引き締めや姿勢の改善などのメリットがあります。

もちろん、カロリー消費を重要視するならより高強度の運動や有酸素運動と組み合わせることで、より大きな効果を期待できます。

例えば、ピラティスの後に有酸素運動を行うことで、より多くのカロリーを消費できるでしょう。

カロリー消費が目的ではなく、身体の引き締めや健康を追求したい方にとって、ピラティスは効果的です。

ピラティスがダイエットに効果的というのは、カロリーを多く消費して体重を減らすという効果ではありません。

体重はそこまで変わらなくても、たるんだ筋肉を引き締めてスタイルを良くするという効果が期待できます。

その為、BMI(身長と体重比で肥満度を計算する方法)などの指標で過体重の人のダイエットには食事改善や有酸素運動の方が有効でしょう。

しかし、体重はそこまで多くはないのに二の腕のたるみや太ももが太いなどのスタイルに悩みがある人にとっては、ピラティスが効果的です。

 

実際のピラティスの消費カロリー

実際のピラティスの消費カロリー

消費カロリーの計算で用いられるのが、メッツ(METs)です。

メッツは運動強度を大体の指標で決めています。

消費カロリーの計算式は、「メッツ×体重×時間」です。

ピラティスは3メッツに分類されていますので、例えば体重が60kgの人が1時間ピラティスをやったとすると、計算式の「メッツ×体重×時間」に当てはめて「3×60×1」=180kcalとなります。

このように、「ピラティスの消費カロリー」というものはなく、体重と時間で求められます。

ただし、このメッツの計算方法は大体ですので、ピラティスと言ってもキツさや強度によって異なります。

例えば、リフォーマーに付属するジャンピングボードを使ったエクササイズであれば消費カロリーは増えます。

しかし、止まって呼吸をするようなストレッチを中心としたエクササイズであれば消費カロリーは少なくなります。

 

ピラティスの消費カロリー/ダイエット効果はある?

ピラティスの消費カロリー/ダイエット効果はある?

ピラティスでは、消費カロリーはそこまで多くはありませんが、それでもダイエット目的でピラティスをする人も多いです。

では、なぜ消費カロリーがあまりないピラティスでダイエットをしようとするのでしょうか?

それは、体重を落とす目的ではなくて、体型を引き締めて見た目を変えたいからです。

 

ピラティスでは体型が引き締まり「見た目」が変わる

ピラティスは、筋肉を大きくするよりも身体を引き締めるのが得意なエクササイズです。

特に、次のような部位の引き締め効果が高いです。

・お腹(ぽっこりお腹が解消)

・ウエストライン(くびれができる)

・ヒップ(お尻のたるみ解消&ヒップアップ)

・内もも(スッキリ引き締め)

・二の腕(たるみ防止)

ピラティスを続けると、「体重はあまり変わっていないのに、見た目がスリムになった!」と感じる方が多いのは、このためです。

上記の部位は特に気になる人が多い部位で、また鍛えてもなかなか効果が出にくい部位でもあります。

ピラティスでは、このような鍛えにくい部位をピンポイントで狙ったようなエクササイズも多く、その効果で身体の引き締めに効果が期待できます。

 

ピラティスの消費カロリー/ピラティスの効果は?

ピラティスの消費カロリー/ピラティスの効果は?

ピラティスの消費カロリーは決して多くはありませんが、ではピラティスの効果とはどんな効果があるのでしょうか?

ピラティスは、美しい姿勢と柔軟性を養うだけでなく、健康にも良い影響を与えます。

しかし、ピラティスの消費カロリーや効果については、多くの人々が関心を持っています。

また、ピラティスはどのような効果をもたらすのでしょうか?

ピラティスは高強度なカロリー消費の運動ではありません。

一般的に言えば、60分のピラティスクラスで消費されるカロリーは、おおよそ200kcal程度です。

ただし、個人の体重や運動レベルによっても異なるため、一概には言えません。

では、ピラティスの効果はどのような効果があるのでしょうか?

ピラティスの主な効果はこちらです。

・姿勢の改善

・柔軟性の向上

・身体の引き締め

・スポーツのパフォーマンスアップ

・怪我のリハビリ

ピラティスはモデルさんがやっているイメージが強いかもしれませんが、実際にはスポーツ選手のトレーニングやケガのリハビリなどの目的で使われる方も多いです。

このように、ピラティスはそもそもカロリー消費を目的としているのではなく、身体のコントロールを通して怪我のリハビリやスポーツのパフォーマンス向上、姿勢の改善などを行います。

その効果として、身体の引き締めもできるのでスタイル改善などの目的で行う人もいます。

ただし、ピラティスで効果が出るまでは時間がかかる場合もあります。

どれくらいの期間でどの程度の効果が見込めるのかは事前に把握しておくことをおすすめします。

ピラティスの効果が出るまでの頻度は?月4回(週1)?期間と回数

 

ピラティスの効果は毎日10分で出る?

ピラティスは毎日10分行うだけでも効果が見込めます。

どちらかと言えば、1回に長い時間をやるよりも短時間でも高頻度で行うことをおすすめします。

効果を出すためには、正しいフォームで行うことや集中して行うことも重要です。

集中してピラティスを行えば、10分でも十分な効果が期待できます。

テレビやスマホを見ながらのながら運動では、高い効果は見込めません。

ピラティスは継続的なトレーニングと時間が必要ですが、その効果は十分に得られるものです。

毎日の生活にピラティスを取り入れることで、健康や美容に効果的なエクササイズとなるでしょう。

ピラティスは毎日10分で効果がある?頻度は?家で初心者でもできる?

 

ピラティスで体型変化の効果はいつから出る?

ピラティスというエクササイズ方法は、体型変化を追求する人々にとって非常に人気があります。

しかし、ピラティスを始めてから体型の変化を実感するまでには、個人によって異なる要素があります。

体型が変化するまでには、一定程度時間がかかることが多いです。

ピラティスでよく言われるのが、「10回で違いを感じ、20回で見た目が変わり、30回で全てが変わる」というものです。

これは、100年前にピラティスを開発したピラティスさんが残した言葉ですので、今の状況とは異なります。

ただし、これに当てはめれば体型変化は20回は必要ですので、週1回でやれば5ヶ月くらい、週2回で2.5ヶ月くらいの目安です。

具体的には、むくみの改善であればすぐに効果が出ます。

それこそ、1回のレッスンで違いを感じられるでしょう。

ただし、筋肉量が増えるとなれば最初の2ヶ月は効果はほとんどありません。

ピラティスで体型変化の効果を出したい場合は、1ヶ月で終わらせるというようなイメージではなく、長期間継続することをおすすめします。

ピラティスの体型変化の効果実感はいつから?1か月?ヨガは?

 

ピラティスとヨガの消費カロリーの比較

ピラティスとヨガの消費カロリーの比較

ピラティスとよく比較されるヨガのカロリー消費はどれくらいなのでしょうか?

ピラティスとヨガは、身体の調整やコア強化に効果的なエクササイズですが、それぞれの消費カロリーには違いがあります。

ピラティスでは、ヨガよりもやや高い消費カロリーが見込めると言われています。

ピラティスでは動きがメインですが、ヨガではストレッチや瞑想などの要素も強いです。

そのため、ピラティスの方がより動きがあるため、消費カロリーが多いと言えます。

ただし、ピラティスやヨガの消費カロリーは、個人の体格やレベル、運動の強度などによっても変わってきます。

一般的な目安として、ピラティスは1時間あたり170~220kcal程度の消費が見込まれ、ヨガは1時間あたり140〜200kcal程度の消費が見込まれます。

※消費カロリーは体重によって変化します。

厚生労働省のサイトでは消費カロリーの目安となるメッツをピラティスが3.0メッツ、ヨガが2.5メッツとしています。

そもそもですが、ヨガもピラティスもカロリー消費を目的とした運動ではありません。

ピラティスの効果は前述の通り、姿勢の改善やケガのリハビリなどの目的がメインで、副次的に身体の引き締めの効果があります。

ヨガは瞑想や動きを通して自分自身の身体との対話が目的であり、どんどんカロリーを消費してダイエットというものでは全くありません。

運動は1つの運動をするだけではなく、様々な運動をすることで多くの効果を得られます。

その為、ヨガやピラティスをやりながらカロリー消費を目的とするなら有酸素運動も実施することをおすすめします。

 

ピラティスの消費カロリーのまとめ

この記事では、ピラティスの消費カロリーについてご紹介しました。

結論として、ピラティスはそもそもカロリー消費を目的としておらず、消費カロリーはそこまで高くありません。

ピラティスは筋力や柔軟性を高め、姿勢の改善や怪我のリハビリ、スポーツパフォーマンスの向上などを目的としています。

どのような運動にも異なる効果があり、メリットとデメリットがあります。

運動の目的を理解し、自分に合った運動を選ぶことが大切です。

 

ピラティス&コンディショニングスタジオhc-life東中野

この記事を書いた人
中谷圭太郎

ピラティス&コンディショニングスタジオhc-life代表トレーナー
ピラティスを中心とした運動指導、整体、栄養カウンセリングなどを用い、延べ7,000人以上の身体を変えてきたコンディショニングの専門家
指導歴15年、スタジオ運営8年目

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