ピラティスの体型変化の効果実感はいつから?1か月?ヨガとの違いは?

ピラティスをする女性 ピラティス

ピラティスは、体型変化を実感しやすい運動方法の一つです。

本記事では、ピラティスを1か月間行った際に実感できる効果をご紹介します。

また、ピラティスとヨガなどの他の体型変化を助ける運動との比較についても紹介します。

その他、ピラティスの効果やピラティスの注意点なども紹介します。

ピラティス、特にマシンピラティスにおいて体型変化をしたい方におすすめの内容です。

 

ピラティスの体型変化は1か月で効果が出る?

ピラティスの体型変化

ピラティスに1か月間取り組んだ場合、体型変化にどれほどの効果があるのでしょうか?

ピラティスで1か月で効果を期待するのは短すぎるのか、それとも妥当なのでしょうか?

また、1か月で効果を出すにはどんなことが必要なのでしょうか?

 

ピラティスで1か月で期待できる効果

1ヶ月の練習で目に見える効果を実感できる人もいれば、そうでない人もいます。

ピラティスでは、開発者のピラティスさんはこのような言葉を残しています。

「10回で違いを感じ、20回で見た目が変わり、30回で身体のすべてが変わる」

ただし、1回でも身体の変化は感じることができることが多いです。

1回で感じるのは「身体が軽くなった」「動きやすくなった」などの変化です。

1ヶ月となると、毎週1回では4回、週2回でも8回なのでまだこの10回に届いていないくらいです。

その1か月での効果となると、そこまで大きな変化を期待するのは間違っているのかもしれません。

実際にスタジオに通われる方では、1か月でも身体の変化を感じる方が多いです。

その場合の主な変化は1回と同様に、「身体が軽くなった」「動きやすくなった」「肩こりが減った」「腰痛が減った」などです。

また、たるんでいた二の腕や内ももなどが締まった、足のむくみが減ったなどの体型の変化を実感する方も多いです。

ただし、体重が減ったなどの効果は元々ピラティスだけをやっても変化があまり起こるものではありませんので、ピラティスを1か月やってもそこまで変わらないことが多いです。

同時に食事改善や有酸素運動などもやっていれば、体重の変化も出ます。

また、むくみが減るだけで体重は数キロ落ちる方も多いですので、体脂肪が減った訳ではなくむくみが減って体重が落ちる方は1か月でも変化があります。

 

1か月での体型変化を実感するために必要なこと

1ヶ月以内に体型の変化を実感したいのであれば、ピラティスをより積極的に行う必要があります。

ピラティススタジオに通う頻度を増やしたり、家でもピラティスエクササイズをやる必要があります。

また、原因にもよりますが食事改善や有酸素運動などピラティス以外の取り組みも必要です。

ピラティスのエクササイズは、身体の変化させたい部分をターゲットにしたものを中心に行うと効果的です。

特に気になる人が多い太ももや二の腕などは、普通に運動をしてもなかなか落ちないので的確に使えるピラティスエクササイズは効果的です。

ピラティスの練習を最大限に活用するためには、エクササイズの強度を高く保ち、動作を正しく行うことに集中することが大切です。

難易度の高いエクササイズと正しいフォームを組み合わせることで、体型を変えることに成功する可能性が高くなります。

しかし、1か月で変化を出すことを目的にして無理をしてもその後に戻ってしまうのもよくあるパターンです。

結婚式など明確な目標があって追い込むなら別ですが、基本的には持続可能な運動習慣を身に付けることをおすすめします。

 

ピラティスの消費カロリーはどれくらい?

ピラティスの消費カロリーは、その運動内容や個人の体格やフィットネスレベルによって異なります。

通常のピラティスエクササイズはカロリー消費を狙ったエクササイズではありません。

実際に、ピラティスの消費カロリーは多くはありません。

ヨガも同様にカロリー消費を目的としていないので、カロリー消費は多くありません。

消費カロリーを増やしたいなら有酸素運動や高強度のHIITなどが効果的です。

これは、ピラティスとHIITがどちらが優れているという話ではなく、目的が違います。

ピラティスでは身体のコントロールを身に付け、身体の不調を取り除いたりパフォーマンスを向上させたりたるんだ筋肉を引き締める効果があります。

HIITは短時間で心肺機能の向上やカロリー消費に効果を発揮します。

どのような目的なのかによって、選択すべき運動が変わってきます。

ピラティスの消費カロリーはこちら。

ピラティスの消費カロリーはどのくらい?ダイエット効果をヨガと比較

 

ピラティスは毎日10分で効果がある?

ピラティスは、毎日10分程度行うことで効果を実感できる運動方法です。

ピラティスは、正しい姿勢の保持や呼吸法の改善にも焦点を当てています。

このため、筋力だけでなく、姿勢や柔軟性もトータルで改善することができます。

実際に、ピラティスを毎日10分行うことで、体型や体調の変化を実感することができるでしょう。

ピラティスのメインポイントは、正しいフォームでのエクササイズです。

正しいフォームで行うことで、効果的なトレーニングができます。

また、無理なく行うことがポイントです。

無理な負担をかけずに、自分のペースで取り組むことが大切です。

日々の忙しい生活の中でも、ピラティスのエクササイズを10分程度取り入れることで、効果的なトレーニングができます。

仕事や家事の合間に短時間で行うことができるので、効率的に取り組むことができます。

ただし、ピラティスの原則である集中が必要です。

テレビを見ながらなどのながら運動ではあまり高い効果は見込めませんので、短時間でも集中して行う必要があります。

ピラティスは毎日10分で効果がある?頻度は?家で初心者でもできる?

 

ピラティスで体型変化の効果は実感できる?

ピラティスで体型変化

ピラティスは、元はリハビリの為のトレーニングとして開発されたものです。

しかし、現在の日本では「ダイエット」「スタイル改善」などのイメージの方が強いかもしれません。

実際に、ピラティスに通う方は体型変化を求めて通う人も多いです。

ダイエット=体重の減少だと、数値で明確に変化が分かります。

体重が減ったのか減っていないのか、逆に増えたのかが明確なので、ダイエットが成功したのか失敗したのかの判断がしやすいです。

体型変化となると、体重のように客観的なデータというよりは「引き締まった気がする」などの主観的な判断になるので「実感できるかどうか」がかなり大事になります。

 

ピラティスの効果とは?

ピラティスの効果は、元々は身体を上手くコントロールできるようになるという点です。

ピラティスは開発者の名前ですが、開発者のピラティスが命名したのは「ピラティス」ではなく「コントロロジー」です。

コントロロジーの意味はコントロール、つまり身体を上手くコントロールできるようになるトレーニングメソッドという意味でした。

元々は怪我のリハビリを目的としていましたが、怪我で身体のコントロールを失った人に対して再度身体のコントロールを身に付けるというような目的です。

上手く使えていない筋肉を使えるようになることで、実は体型変化にも影響します。

 

ピラティスで体型変化を実感できる理由

ピラティスで体型変化と聞くと、脂肪燃焼・筋力増強などのイメージを持たれるかもしれません。

しかし、実際にはそのような効果は高くありません。

実際には、うまく使えていない筋肉を使えるようになる=たるんだ筋肉が引き締まるというような効果があります。

たるんだ筋肉が引き締まっても、あまり体重に変動はありませんが見た目は変わります。

ピラティスで体型変化が起こるのは、ほとんどがこのようなパターンのように感じます。

特にダイエットをして体重が減ったのにたるんでいるという人には効果的です。

具体的には、二の腕、内もも、お腹、あごなどの一般的に気になる部位に効果的です。

このような筋肉は普通に運動をしてもなかなか使えないので、引き締まりにくい部位です。

ピラティスでは、特にマシンを使うとこのような部位に効果的です。

 

ピラティスで体型変化を実感できない場合もある?

ピラティスで体型変化を実感できない場合ももちろんあります。

主な理由として、次のようなものが感がられます。

・ピラティスエクササイズが正しくできていない

・そもそもたるんでいない

・食生活や生活習慣の問題が強い

多くの場合はこれらの原因が複合的に起こっています。

特に多いのは、正しくできていないケースです。

ピラティスレッスンは、マットとマシンに大きく分けられます。

多くの場合は最初にマットを行いますが、実はマットが一番難しいです。

さらに、パーソナルレッスンとグループレッスンに分けられますが、これもグループレッスンから始める人が多いです。

当然ですが、グループレッスンの方が難易度が高いです。

つまり、最も難易度が高く、最初にやりがちなのがグループレッスンのマットピラティスです。

これでは、正しくピラティスエクササイズをできる人はほとんどいません。

また、マシンピラティスとはいえグループレッスンのみではなかなか高い効果が見込めません。

これに加えて、たんぱく質不足、塩分過多、水分不足などでむくみが強く出れば体型変化はほとんど起こらないと言っていいでしょう。

まずはマシンピラティスのパーソナルレッスンがおすすめで、合わせて食事の改善も体型変化には必須です。

 

ピラティスの体型変化の効果はいつから出る?

ピラティスで体型変化

ピラティスで体型変化を実現するために必要な時間や、体型変化を加速させるためのヒントをご紹介します。

ピラティスで体型変化はすぐに起こるものと時間がかかるものがありますので、その違いを知っておくことは途中で挫折しないためにも必要です。

 

ピラティスを始めてからの体型変化のタイミング

マシンピラティスのタワー

ピラティスを始めて体型変化が起こるまでには、時間がかかるものとすぐに変化が実感できるものがあります。

まず、たるんだ筋肉が引き締まるのにはあまり時間がかかりません。

1回のレッスンでも変化を感じられることも多いです。

しかし、1回では変化はするけど維持ができないということが多いです。

これはレッスン回数を重ねるごとに、徐々に維持がしやすくなります。

一方、時間がかかるのは筋肉量のアップや脂肪燃焼などです。

一般的に筋線維が太くなるには8週間ほどかかると言われています。

筋肉量の増加はトレーニング開始直後は比較的増えやすいものの、どれだけ順調でも月1kgです。

ただし、これは高強度のウェイトトレーニングの話なので、ピラティスエクササイズではそこまでの効果はありません。

脂肪燃焼で体重を減らすのも、そもそもピラティスは脂肪燃焼を目的としたエクササイズではないので、短期間で大幅に脂肪が減るようなものではありません。

このように、引き締めには時間がかかりませんが体組成の変化にはかなり時間がかかります。

なお、一般的な体組成計では誤差が激しいので、体組成計で筋肉量の変化を見ても正確性には欠けます。

 

体型変化を実感するまでにかかる時間の目安

ピラティスで結果が出るまでの期間は、個人差があります。

一般的に、ピラティスは10回で違いを感じ、20回で見た目が変わり、30回で身体のすべてが変わると言われています。

体型変化までは20回くらいは見た方が良いでしょう。

ただし、実際には20回もかからず変化を感じられることが多いです。

30回で全てが変わるはさすがに言い過ぎだと思いますが、可能であれば継続してピラティスをやることをおすすめします。

一度良くなっても、普段の生活で身体は歪んだりたるむ方向に向かうことが多いです。

毎日デスクワークをしたり、スマホを長時間見ていればあごや二の腕やももがたるみやすくなります。

そのような生活を継続してピラティスを完全に辞めてしまえばまた元に戻っていくのは自然の流れです。

また、最初はピラティスの頻度も高いに越したことはありません。

ピラティスの効果が出るまでの頻度は?月4回(週1)?期間と回数

 

ピラティスの体型変化はヨガとどっちが効果ある?

ピラティスで体型変化

多くの方が、ピラティスを通じて、体型の変化を望んでいます。

しかし、ピラティスとヨガの体型変化にどちらが効果的なのかを比較してみると、どちらも有効なのか?

それとも、どちらかがより効果的なのか?

こちらでは、ピラティスとヨガの体型変化にどちらがより効果的なのかを検証します。

ピラティスの体型変化にどのような効果があるか、そしてヨガと比較した場合どうなるかを検証していきます。

 

ピラティスとヨガの違い

ピラティスとヨガは似ているイメージが強く、同じようなものと考えられがちです。

特に「マットピラティス」と「エクササイズ中心のヨガ」はほとんど同じようなものと言ってもいいかもしれません。

しかし、実際には起源も目的も全く別のものです。

ピラティスは元々は怪我のリハビリから始まったもので、身体をコントロールすることが目的です。

また、分かりやすい違いとしてピラティスではマシンを使います。

リフォーマー、チェア、タワー、キャデラック、ラダーバレルなどのマシンがあると、ヨガとは全くの別物に見えてきます。

ヨガは、元々は運動をするのが目的ではなく修業が起源です。

身体と精神を統一する修行法や哲学の一つで、ポーズ、呼吸法、瞑想によって行います。

ただし、いま日本であるヨガレッスンはほとんどがポーズにフォーカスしているので運動法というイメージが強いかもしれません。

実際には瞑想や呼吸法を多く行い、最終的には長時間の瞑想で悟りを開くのが目的です。

このように、元は怪我のリハビリと修行で全くの別物でしたが、歴史を経て「マットピラティス」と「ポーズ中心のヨガ」は似たようなものになっています。

 

ピラティスとヨガの体型変化の違い

ピラティスとヨガの体型変化の違い

上述のように、ピラティスとヨガは全くの別物の上、どちらも体型変化を目的としたものではありません。

その為、「ピラティスとヨガはどっちが痩せる?」「ピラティスとヨガはどっちが体型変化の効果が高い?」という質問は、実際にはどちらも目的から反していると言えます。

とはいえ、実際にはピラティスをやってもヨガをやっても体型変化は起こります。

ただし、どちらも筋力増強脂肪燃焼などの効果はあまり高くはありません。

ヨガによって自律神経の働きが良くなれば、太りにくくなります。

これは、ストレスによって脂肪をため込むことがなくなるからです。

ピラティスによっては、身体の引き締めの効果が高くなります。

ピラティスをやるにしてもヨガをやるにしても、体型変化の効果は期待できますが、有酸素運動や食事の改善を合わせて行うことが必要なのはどちらも同じです。

 

ピラティスの体型変化まとめ

ピラティスの体型変化について紹介しました。

ピラティスでは身体のコントロールを目的としているのでダイエットや脂肪燃焼、筋力増強などの効果は決して高くはありません。

しかし、身体を引き締める効果は高く、特になかなか効果の出にくい二の腕やお腹、内もも、あごなどの引き締めに効果的です。

ピラティスで体型変化の効果が出るまでは期間はそこまでかかりませんが、維持をするには頻度や回数が必要です。

また、ピラティスエクササイズはやめてしまえば日常の負荷によってまた体型が戻っていきますので、一日10分でも継続することが大切です。

 

中野区東中野のピラティススタジオはこちら

ピラティス&コンディショニングスタジオhc-life東中野

この記事を書いた人
中谷圭太郎

ピラティス&コンディショニングスタジオhc-life代表トレーナー
ピラティスを中心とした運動指導、整体、栄養カウンセリングなどを用い、延べ7,000人以上の身体を変えてきたコンディショニングの専門家
指導歴15年、スタジオ運営8年目

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