「左肩だけ凝る肩こり」という症状に悩まされている方も多いかもしれません。
通常の片側の肩こりは、両肩に同じような凝りが出るものですが、左肩だけ凝るケースは、何か特別な原因があるのでしょうか?
本記事では、左肩だけ凝る肩こりの原因や症状について、解説します。
また、片方の肩こりと右だけ肩こりとの違い、左肩の肩こりが実は身体に与える影響についてもご紹介します。
肩こりで苦しんでいる方は、ぜひこの記事を参考に、自分に合った解消方法を見つけてください。
左肩だけ凝る肩こりの原因とは?
肩こりはよくある症状ですが、多くの方が悩まされている症状の一つです。
特にデスクワークが増え、リモートワークも定着した現在では多くの社会人が悩まされています。
また、学生など若い世代でも肩こりに悩む人が多いです。
その中でも、「左肩だけ凝る肩こり」という症状がある人もいます。
この症状の原因は、さまざまです。
考えられる左肩だけ凝る肩こりの原因はこちらです。
・姿勢の悪さ、アンバランス
・噛み合わせの悪さ、食いしばり
・過去の怪我の影響
・内臓の不調
姿勢の悪さで左肩だけ肩が凝る
姿勢の悪さと言っても、左右均等に悪くなるわけではありません。
様々な要因で複雑に歪みます。
その結果、左肩だけ凝るというケースは多くみられます。
正確には、左肩の凝りだけ自覚していると言った方が良いかもしれません。
姿勢の悪さとは、骨盤の左右差、肋骨の左右差、肩の高さの左右差など全身の影響を受けます。
その為、左肩だけ凝るので左肩だけマッサージすればよくなるというものではないケースが多いです。
噛み合わせの悪さ、食いしばりで左肩だけ肩が凝る
食いしばりの影響で左肩だけ凝るケースは考えられます。
食いしばりの影響は全身に影響しますが、肩こり首こりには密接に関わります。
この食いしばり方によって、左肩だけ肩が凝る可能性が考えられます。
食いしばりであればマウスピースが対処療法としてありますが、実際に改善する場合は背骨全体の硬さを改善する必要がありますのでピラティスなどの運動療法も併せて行う必要があります。
過去の怪我の影響で左肩だけ肩が凝る
過去の怪我が影響する場合は左右差が顕著に出る場合があります。
上行性運動連鎖と言いますが、足首の影響が膝関節→股関節→骨盤と上に向かって影響していくことがあります。
その為、足首の怪我の影響で首や肩が凝ることがよくあります。
足首の捻挫は片足だけ重症と言うことが起こり得ますので、その影響で左肩だけ凝る可能性があります。
これは足首だけではなく、膝でも股関節でも同じです。
また、左足首を怪我したら左肩が凝るなどのワンパターンになるとは限りません。
その過程でどのように筋肉の硬さや弱化が出るかで、左足首の怪我で右肩が凝る、右膝の怪我で左肩が凝るなどの可能性があります。
いずれにしろ、過去の怪我の影響で左肩だけが凝ることが考えられます。
内臓の不調で左肩だけ肩が凝る
左肩だけ肩が凝る場合に最も心配なのが、内臓の不調が原因の場合です。
これは腰痛でも起こり得ますが、肩こりや腰痛の原因が筋肉ではなくその周囲の内臓の不調によって引き起こされる場合です。
左肩であれば、左の肺や心臓の不調で左肩だけが凝る可能性があります。
これが一番心配ではありますが、一番可能性としては低いです。
どうしても心配であれば担当の科の病院を受診するしかありませんが、可能性としては高いものではありません。
左肩だけ凝る肩こりの症状とは?
左肩だけが凝る肩こりの症状は、自覚症状としては左肩のみが凝っていることが一つの特徴です。
しかし、実際には左肩だけが凝っていることは稀で右肩にも凝りがあり、首や背中、肩甲骨周囲も凝っていることが多いです。
ただし、本人の自覚としては左肩だけが凝っています。
肩こりは左肩だけが凝っている場合に限らず、自覚症状はいい加減な場合が多いです。
肩こりだけであれば、だるい、重い、不快感などの症状が一般的です。
重度の場合は動かした際に痛みを感じることや、腕のしびれを感じることがあります。
痛みを感じる場合は、四十肩(肩関節周囲炎)などの可能性も考えられます。
また、しびれがある場合は頸椎ヘルニアやTOS(胸郭出口症候群)などの可能性があります。
しびれがある場合は整形外科の受診が必要です。
左肩だけ凝るのはなぜ?片方だけの肩こりと右だけ肩こりとの違い
両肩や首が凝る肩こりは多くの人が経験することですが、左肩だけが凝る肩こりは、片方だけの肩こりとは異なる状況です。
左肩だけが凝っている場合の原因は上述の通りこちらです。
・姿勢の悪さ、アンバランス
・噛み合わせの悪さ、食いしばり
・過去の怪我の影響
・内臓の不調
これに対して、右肩だけ凝る場合でも基本的に原因は同じです。
ただ、姿勢の崩れ方や噛み合わせの悪さが左右逆なだけです。
右肩だけの凝りと左肩だけの凝りの違いは、内臓の不調です。
当然ですが、対応する内臓が変わります。
右肩だけの凝りであれば、右の肺の可能性が高く、心臓の可能性が下がります。
その為、左肩だけが凝る場合の方が内臓の不調が原因の場合、より心配と言えます。
ただ、上述の通り内臓の不調で肩こりが片側だけに起こる可能性は低いのでその他の問題がなければそこまで心配する必要はないかもしれません。
血液検査の結果が悪い、その他の不調も起こる場合は念のため病院で診察を受ける方が安心でしょう。
左肩だけ凝る左肩の肩こりは本当は怖い?
左肩だけ凝る肩こりは、怖い、何かの病気のサインと煽られて心配になった方も多いかもしれません。
病気の可能性があるにはあるので、絶対大丈夫ですと言うことはありません。
しかし、上述の通り可能性としては低いのでそこまで心配する必要はないでしょう。
特に最近ではSNSでもYouTubeでも不安を煽る情報は多いですので僅かな可能性がさも高い確率で起こるような印象を与える情報が多いかもしれません。
とは言え、可能性がゼロではありませんのであまりに続くようであれば一度診察を受けた方が安心です。
左肩だけ凝る左肩の肩こりの原因が病気の可能性 狭心症
左肩の肩こりが狭心症の症状の場合があります。
狭心症は、冠動脈が狭くなって、心臓の酸素供給がうまくいかない状態です。
このように、心臓への血流が制限されると、左肩や腕の先、肩甲骨の輪郭や脇の下辺りに痛みや圧迫感を感じることがあります。
もし他の症状と一緒に、左腕が痺れたり、気分が悪かったりする場合はすぐに、医療機関を受診しましょう。
このように、左肩だけ凝る肩こりについて、狭心症など深刻な病気の可能性もあるため、注意が必要です。
左肩だけ凝る左肩の肩こりの原因が病気の可能性 心筋梗塞
左肩だけ凝る肩こりの原因として、特に注意が必要なのが心筋梗塞です。
心筋梗塞の主な症状は、胸の痛みや息苦しさですが、左肩だけが凝る症状もあります。
そのため、左肩だけ凝る肩こりが繰り返される場合は、一度医療機関を受診することが必要です。
自己判断せず専門医の診断を受けることが、安心で健康な生活を送るためには重要なことです。
左肩だけ凝る左肩の肩こりの原因が病気の可能性 肺がん
左肩だけが凝りやすい人も多くいるようですが、その原因は様々なものが考えられます。
その中の一つが、肺がんです。
おそらく、一般的に肩凝りというと首や肩全体の疲れと思われがちですが、左肩だけが特に凝るという場合は、肺に原因がある可能性があります。
これは、胸の左側に心臓に隣接している左肺が重みを感じたり、圧迫されたりすることが原因で起こるものです。
ただし、肺がんは肩こりの原因としては稀な病気です。
肺がんであれば健康診断で見つかる可能性が高いですので、定期的な検査をしている方であれば左肩だけが凝る原因が肺がんという可能性は低いでしょう。
特に定期的な検査をしていない場合は、他にも病気の早期発見に繋がりますので定期的な健康診断は受けた方が無難でしょう。
左肩だけ凝る肩こりのまとめ
この記事では、左肩だけ凝る肩こりについて詳しく説明しました。
左肩だけ凝る原因はストレスや姿勢の悪さなどが考えられます。
左肩だけ凝る場合、痛みや重だるさ、しびれなどの症状が現れることがあります。
片方だけの肩こりは、両方の肩こりよりも症状が強く現れる傾向があります。
また、右だけ肩こりと左だけ肩こりの違いもあります。
左肩だけ凝る肩こりは、内臓に問題がある場合もあるため、注意が必要です。
左肩だけ凝る肩こりは、軽いものなら自己ケアで改善される場合もありますが、症状が長引く場合は適切な治療が必要です。
早めに専門家に相談することで、効果的に肩こりを改善できる可能性があります。
腹筋で起きがれないのは反り腰だから?
腹筋で起き上がれない原因は、反り腰にある場合があります。
反り腰になると腹筋の筋力は弱化していますので、反り腰が先か腹筋が弱化するのが先かは分かりません。
腹筋で起き上がれずに反り腰という場合は、どちらが先にしろ腹筋を鍛える必要があります。
また、ただ鍛えるだけではなく周囲の筋肉のストレッチも必要な場合が多いです。
腹筋で起き上がれないのは反り腰?原因・症状と筋トレ・ストレッチ
首の付け根がゴリゴリする原因とは?
首の付け根がゴリゴリする原因は、筋肉のこわばりによるものがほとんどです。
首は身体の重い頭を支えるため、常に緊張した状態になっているのが原因です。
この緊張は、頸椎の圧迫につながるので、首の付け根がゴリゴリとなることがあります。
この場合は、ゴリゴリするところを緩めるだけではなく、背骨全体の柔軟性の改善や筋力の改善が必要なことが多いです。