「ピラティスリング」という名前を聞いたことがありますか?
エクササイズ用具の中でも、最近人気を集めているアイテムの1つです。
軽量でコンパクトなピラティスリングは、肉体的に負荷をかけることなく、筋肉を鍛えることができます。
また、腹筋のトレーニングにも効果があるとされています。
この記事では、ピラティスリングの使い方と、その効果について解説します。
ピラティスリングの使い方とは?
ピラティスリングは、ピラティスのトレーニングによく使われる身体を手軽に鍛える器具です。
ピラティスリングは、ヨガマットやピラティスマットの上でトレーニング、もしくは立位でのトレーニングを行います。
ピラティスリングは、身体をトータルに鍛えるトレーニングに適しています。
腹筋や肩甲骨や腕、胸筋、内ももなどのトレーニングにも使えます。
ピラティスリングの使い方は、簡単です。
リングを膝や手に挟み、自由に動かすことができます。
しっかりと力を入れながらトレーニングすれば、体幹を強化したり、筋肉を引き締めたりすることができます。
ピラティスリングを使用してトレーニングを行う場合は、初心者が安全に行うための動作をしっかりとマスターすることが大切です。
ヨガマットやエクササイズマットの上に正しい姿勢をとって行うことで、効率的にトレーニングを行うことができます。
また、肩回りのトレーニングで肩こりや首こりの改善には非常に効果を発揮します。
特に多く使われるのが、両手でピラティスリングを挟んで行う肩回りのトレーニングです。
シェイブザヘッドという肩回りのエクササイズは、肩こりの改善やオーバーヘッドスポーツのパフォーマンス改善に効果的です。
ピラティスリングのメリットとは?
ピラティスリングを使うメリットは大きく3つです。
1つ目は、軽く小さいので簡単に導入ができます。
ピラティスマシンは便利な反面、場所を取るのと費用も掛かります。
また、持ち運びができるものでは基本的にありません。
それに対してピラティスリングは、軽いしやすいのですぐに導入可能です。
持ち運びも可能です。
2つ目は、様々な部位のトレーニングに使えることです。
両手で持って肩回りのエクササイズ、太ももで挟んで内もものエクササイズ、寝て使うことで腹筋のエクササイズにも使えます。
3つ目は、肩回りのエクササイズの効果が特に高いことです。
先ほどシェイブザヘッドなどは、肩回りのエクササイズとしてはかなり効果的なエクササイズです。
ピラティスリングの効果とは?
ピラティスリングを使うことで得られる効果とは?
ピラティスリングで特に効果的なのが、肩回りの動きを改善することで肩こりの改善や首こりの改善、オーバーヘッドスポーツのパフォーマンスアップなど幅広く利用できます。
ピラティスリングは、身体のあらゆる部位を強化することができますが、特に腹筋や背中の筋肉に効果的であり、肩こりや腰痛などの症状も改善することができます。
ただし、デメリットとしてはマシンのように軌道が決まっている訳ではないので自由度が高しぎてコントロールが難しいことです。
その為、ピラティスリングを買って家でやってみても思った効果が得られないというケースは多いです。
最初はピラティススタジオなどで、使い方をある程度マスターしてから家で導入する方が高い効果は期待できるでしょう。
ピラティスリングで特に効果が高いのは肩回りのトレーニング
ピラティスリングで特に効果が期待できるのが、肩回りのトレーニングです。
これは四十肩や五十肩などの肩の痛みの改善から、投球動作などのオーバーヘッドスポーツのパフォーマンスアップまで幅広く利用できます。
特に効果的なエクササイズが、シェイブザヘッドというエクササイズです。
シェイブザヘッドは、その名の通り頭を剃るような動作で頭の後ろにピラティスリングを通します。
この時に、腰が反ってしまえば簡単に動いて効果がほとんどないエクササイズになります。
しかし、腹筋に適度な力が入って腰が反らないようにコントロールができていれば、肩回りの動きの改善に非常に効果的なエクササイズになります。
このように、単独でピラティスリングを使うとせっかく効果的なエクササイズも思った効果が出ない可能性もあります。
その為、その他のピラティスマシン(リフォーマー、タワーなど)も使うことでより効果的なピラティスとなります。
ピラティスリングは腹筋に効果はある?
ピラティスリングは使い方によっては腹筋にも効果があります。
まず、ピラティスリングは、胸や腕などの上半身の筋肉を鍛えるための運動で使えます。
しかし、実は、腹筋のトレーニングでも活用できます。
特に、ピラティスリングは、腹筋下部を鍛えることができるのが特徴です。
ピラティスリングは内ももや足首あたりで挟んで使うことも可能です。
この足首で挟んだ状態で腹筋のエクササイズを行うことで、より効果的に腹筋を鍛えることができます。
ただし、難易度も強度も高めなのでピラティス初心者向けではなくてどちらかと言えば中級者向けのような感じです。
その中でも比較的簡単なエクササイズでは、仰向けに寝て両足首でリングを挟みます。
その状態で、両足を天井に向かって上げます。
この体勢から、両足をゆっくり床に向かって下げていきます。
この時に、腰が反ってしまうと腹筋ではなく腰で支えてしまうので腰が反らない範囲で行います。
このようなエクササイズで、ピラティスリングを使って腹筋を鍛えていきます。
腹筋を鍛えるだけなら他のピラティスマシンの方が効果的
ただ腹筋を鍛えるのが目的なら、ピラティスリングよりも他のピラティスマシンの方が効果的です。
例えば、チェアであれば効果的に腹筋を鍛えるパイクアップなどのエクササイズが可能です。
また、タワーを使えばロールアップなどのエクササイズが難易度を下げて行えるので初心者でもできるようになります。
ただし、ピラティスマシンは費用も高く場所も取りますので家で簡単にやるならばピラティスリングの方が始めやすいです。
始めやすさならピラティスリング、効果を追求するならピラティスマシンをおすすめします。
ピラティスリングのまとめ
この記事では、ピラティスリングについての使い方、メリット、効果、腹筋に与える影響について解説しました。
まとめとして、ピラティスリングは多様なトレーニングに使える便利なアイテムです。
その使用方法によって、筋力アップや姿勢の改善など多くのメリットを享受することができます。
ピラティスリングで特に効果的なのは、肩回りのエクササイズです。
しかし、デメリットとしては難易度が高くなるので初心者が自宅で自分でやるのは難しいです。
ピラティスリングを使う場合は、まずはピラティススタジオでインストラクターの指導を受けるのがおすすめです。
ピラティスマットの選び方とは?
家でピラティスをやろうとした時に、まず必要になるのはピラティスリングの前にピラティスマットです。
ピラティスマットはヨガマットと比較するとスポーツショップなどでの扱いが少ないのでネットで買った方が良いでしょう。
しかし、ピラティスマットは料金が高くなります。
その理由が厚さです。
ヨガマットはかなり薄いので、料金は安いです。
薄いヨガマットでピラティスをすることも可能ですが、エクササイズによってはあまり向いていません。
薄いヨガマットでピラティスをすると、背中が痛くなることが多いです。
仰向けのロールアップやティーザなどの腹筋のエクササイズで痛くなりますし、特にローリングシリーズと呼ばれる転がるエクササイズは薄いヨガマットでは無理です。
ヨガマットでピラティスをしてもいいですが、その場合は12mmなど厚めのヨガマットを使いましょう。
ピラティスのマットの人気とおすすめは?選び方と厚さ/ヨガマットとの違いは?
ピラティスの道具の種類とメリットは?
ピラティスの道具はなくてもできますが、道具はあるに越したことはないです。
特にピラティスマシンは非常に有能で、エクササイズのバリエーションが一気に広がります。
もちろん、効果も高いです。
また、難易度がマシンの有無でかなり変わります。
意外に感じられるかもしれませんが、ピラティスはマシンがあった方が断然難易度が低いです。
マシンを使わないマットピラティスが一番手軽に始められる反面、一番難易度が高いです。
ただ、現実的に自宅でピラティスをやる時に導入できる道具は、リフォーマーやチェアなどのマシンではなく、ピラティスリングやピラティスマットなどになると思います。
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