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ストレートバック症候群とは?生まれつき?ストレッチ・治療と腰痛

ストレートバック症候群 整体

ストレートバック症候群は最近よく指摘される姿勢です。

近年、スマートフォンの過使用やデスクワークの増加、リモートワークの増加などで姿勢が悪くなる人は増えています。

中でも、ストレートバック症候群は最近注目度が増しています。

本記事では、ストレートバック症候群についての基本的な情報を解説し、ストレッチやピラティスによる予防や改善方法についても触れていきます。

姿勢を改善することで、身体の不調も改善されますので少しでも取り入れていきましょう。

 

ストレートバック症候群とは?生まれつき?

ストレートバック症候群とは?生まれつき?

ストレートバック症候群とは、背骨が通常よりも直線的である状態を指します。

正常な背骨は、生理的湾曲という適度なS字カーブがあります。

しかし、この適度なS字が消えて真っすぐになっている状態をストレートバック症候群と言います。

ストレートバック症候群は、俗称であり正式な医学用語ではありません。

その為、病気ではありませんので病院で「私はストレートバック症候群ですか?」「ストレートバック症候群を治してください」と言っても医者は困ります。

ストレートバックと似た表現で、フラットバック姿勢があります。

ピラティスでは、このフラットバック姿勢の方がよく使われます。

似たような意味で使われますが、厳密には違います。

ストレートバックは、主に背骨の胸の部分である胸椎がストレートになっていることを指して言います。

胸椎には肋骨が付いています。

これに対して、フラットバック姿勢は主に腰椎(腰の部分の背骨)のことを指して言います。

フラットバック姿勢の結果、猫背になって肩や首に悪影響も出ますが、基本的にはフラットバックで腰痛になることが多いです。

ただ、どちらも医学用語ではなく厳密な定義がある訳ではありません。

あくまでも、よく使われる程度の認識でよいと思います。

フラットバックもストレートバックも、基本的には生まれつきではありません。

生まれつきと思うくらい、小さい頃からストレートバックという人もいますが、これは発達過程での運動が不足していたり、視力の問題があったりした場合に起こり得ます。

先天的な要因では、側弯症がありますが、ストレートバックが先天的という根拠は非常に乏しいです。

肋骨の形状などは遺伝的要因があり、これが心臓の疾患などに影響が考えられるという医師の主張などはありますが、ストレートバック自体は遺伝的要因はあまり考えられないというのが、現在の主流の考え方です。

後天的な、長時間の座り姿勢や運動不足により柔軟性低下、視力が合わずにのぞき込むなどの方がよほど影響は大きいでしょう。

 

姿勢の種類と不良姿勢のタイプ

ストレートバック症候群は悪い姿勢の一種です。

正しい姿勢とは、筋肉や骨格が正常に働き不必要な負担をかけることのない姿勢のことを指します。

一方、不良姿勢には猫背やO脚、X脚、スウェイバック姿勢、ストレートバック症候群などさまざまな種類があります。

スウェイバックとは、骨盤が前方に傾いた姿勢のことを指します。

この状態では、腰椎が過度に反らされ腰に負担がかかります。

スウェイバックの腰痛を改善するためには、腹筋を鍛えたり骨盤を適切な位置に調整するエクササイズを行うことが重要です。

正しい姿勢を保つことができれば、身体を労わり健康的に過ごすことができます。

一方、不良姿勢を取り続けることで、健康被害が発生することがあることを理解しておく必要があります。

姿勢を改善するためには、適切な運動やエクササイズ、または理学療法士の指導を受けるなど、一定の努力が必要です。

 

ストレートバック症候群にストレッチは効果がある?

ストレートバック症候群にストレッチは効果がある?

ストレートバック症候群は、どのように改善すればいいのでしょうか?

具体的に言うと、長時間のデスクワークやスマートフォンの過使用、運動不足などが原因となります。

その為、根本改善んは座る時間を減らすことやスマートフォンの使用時間を制限することなどが必要です。

ストレッチをして一時的に良くなっても、それ以上に座り過ぎれば元に戻る力の方が強くて改善されません。

ただし、ストレッチ自体は有効です。

特に効果的なのが、ハムストリングスなどの股関節周囲の筋肉のストレッチです。

胸椎(胸の背骨)の話なので股関節は関係なさそうですが、実際には影響が強いです。

まず、もも裏のハムストリングスが硬ければ骨盤は後傾します。

そうなると、背骨全体が下に引っ張られるような力が働きますので、その結果としてストレートバックになります。

 

ストレートバック症候群の治療方法

ストレートバック症候群の治療方法

ストレートバック症候群は、背骨の正しいカーブが失われ背骨が全体的にまっすぐになってしまう症状です。

これに対して治療をしたいという方も多いと思いますが、正確には治療はできません。

そもそも、ストレートバックは病気ではなく姿勢不良です。

その為、「治療」という表現は適切ではありません。

病院で薬を飲んだり何らかの処置をしてよくなるものではなく、基本的には運動や整体などで改善します。

ストレートバックになっている場合は、筋肉のアンバランスが必ずあります。

どこかの筋肉が硬すぎたり、どこかの筋肉が上手く働いていないなどの状態になっています。

硬すぎる筋肉のストレッチや、うまく動いていない筋肉の再教育でストレートバックは改善していきます。

このような姿勢不良の改善には、ピラティスが有効です。

特にマシンピラティスであれば、普段使えていない筋肉に刺激を入れやすいのでストレートバックの改善には効果的です。

ラダーバレルというマシンを使えば、ストレートバックに対して胸椎の正しい湾曲を取り戻しやすいです。

 

ストレートバック症候群と腰痛の関係

ストレートバック症候群と腰痛の関係

ストレートバック症候群は、腰痛の原因となることもあります。

ストレートバック症候群の原因は、ほとんどが長時間のデスクワークやスマートフォン、タブレット端末の使用によるもので、症状の深刻度は軽度から中程度まで様々です。

特に、腰や背中に強い痛みを持つ方が多く、ストレートバック症候群と腰痛の関係は密接です。

姿勢が悪い場合は、基本的には使い捨ての部位と使わな過ぎの部位に分かれています。

使い過ぎの部位に関しては、それだけ負荷が強いので痛めやすいということになります。

ストレートバックの場合は、腰に過度の伸張ストレスがかかります。

そうなると、当然腰痛のリスクが上がります。

ストレートバックだから腰痛になるというよりは、ストレートバックの場合は同時に腰へのストレスも増えているので腰痛になりやすいと言う方が正確かもしれません。

その為、ストレートバックを改善すれば腰痛も改善されるというよりは、腰痛にならないような身体のバランスにしていくと勝手に姿勢が良くなるという方が正確かもしれません。

「腰痛を改善したいからその原因のストレートバックを改善したい」というのは少しずれていますので、ごく普通に腰痛を改善しようとすれば自然と姿勢もよくなるという考え方の方が適切だと思います。

 

ストレートバック症候群のまとめ

この記事では、ストレートバック症候群について説明しました。

ストレートバックは、生まれつきという訳ではなく長時間の座り姿勢や運動不足で起こる後天的な原因が主と考えられます。

これは、ストレッチやピラティスなどの運動を行うことで改善することも可能です。

ストレートバック姿勢が続くと、腰痛や肩こりなどの別の問題を引き起こす可能性があります。

日頃から座り過ぎに気をつけ、適切な運動やストレッチを行い、ストレートバック症候群を予防しましょう。

 

坐骨結節の痛みの原因は?

坐骨結節痛は、臀部痛の原因となる可能性があります。

これは、坐骨神経が損傷を受けた場合に発生することがよく知られている症状です。

坐骨神経は人体の最大の神経のひとつであり、脊椎から脚や足、臀部などに至るまでのさまざまな場所に沿って走行しています。

坐骨結節痛は、坐骨神経を圧迫したり、障害したりした場合に発生することがよくあります。

坐骨結節痛は、排便時の痛みや、長時間座っているときの痛み、または歩行中の痛みなどの症状を引き起こすことがあります。

この痛みの原因としては、坐骨神経に圧力がかかり、骨盤内の筋肉が痛むことがあります。

ただし、現場レベルでは坐骨神経痛と言われたけど実際には坐骨神経痛ではないというケースが多いように感じます。

坐骨結節の痛みとおしりのしびれとハムストリングスの痛みの原因は?

 

脊柱管狭窄症にスクワットや筋トレは効果がある?

脊柱管狭窄症は、背骨だけでなく神経、筋肉、靭帯、軟骨に影響を与える疾患で苦痛を引き起こします。

漫然と運動することは症状を悪化させる可能性があるため、運動に関する判断をする前に医師に相談することが重要です。

リハビリとしては、スクワットは軽い自重運動を組み込んでいるため、関節に過度の負荷をかけず痛みを軽減するとされています。

他にも、下腹部の筋肉を鍛えることで、腰部位の安定性を高めることができます。

また、必ず正しいフォームで行い、痛みや不快感を感じる場合は、直ちに運動を中止することが必要です。

脊柱管狭窄症にスクワットや筋トレでリハビリ/腰椎椎間板ヘルニア・腰痛にも

 

ピラティス&コンディショニングスタジオhc-life東中野

この記事を書いた人
中谷圭太郎

ピラティス&コンディショニングスタジオhc-life代表トレーナー
ピラティスを中心とした運動指導、整体、栄養カウンセリングなどを用い、延べ7,000人以上の身体を変えてきたコンディショニングの専門家
指導歴15年、スタジオ運営8年目

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