ピラティスというと、女性が行うエクササイズというイメージを持っている男性も多いと思います。
実際、日本では女性専用のピラティススタジオも多く、男性からすると「自分が行っても大丈夫なのか?」と感じやすい環境ではあります。
しかし、ピラティス自体に男性向け・女性向けという区別はありません。
そもそもピラティスを考案したジョセフ・ピラティス氏も男性です。
筋力のある男性でも難しいエクササイズはありますし、身体が硬い方の柔軟性トレーニング、腰痛などがある方の運動、スポーツやウェイトトレーニングの補助としても使えます。
この記事では、男性がピラティスを始めにくい理由や、男性が実際にピラティスを行うメリットについて、パーソナルレッスンで男性にもピラティスを指導している立場から紹介します。
ピラティスをやる男性は少ない?
日本では、現状は男性より女性の方がピラティスを行っている割合は高いと思います。
特にグループレッスンでは参加者のほとんどが女性ということもあり、男性にとっては入りにくく感じることがあります。
ただし、「男性にはピラティスが向いていないから少ない」というわけではありません。
ピラティスが日本で広まる過程で、女性向けのフィットネスや美容目的の運動として紹介されることが多かったことや、女性専用スタジオが多いことも影響していると思います。
筋力トレーニングのように大きな重量を持ち上げる運動とは見た目もかなり違うため、男性からすると「自分には物足りないのでは?」と思うこともあるかもしれません。
しかし、ピラティスでは単純な筋力だけでなく、身体を狙った位置で止める、背骨や股関節を分けて動かす、不安定な状態で身体をコントロールするといった能力も必要です。
そのため、筋力のある男性でも簡単にできるとは限りません。
女性専用ピラティススタジオが多い?
ピラティスは男性がやるものではなく女性がやるものというイメージがあるのは、女性専用のピラティススタジオが多いことも影響していると思います。
では、なぜ女性専用のピラティススタジオが多いのでしょうか?
女性の利用者が多いということに加えて、女性インストラクターが多いこと、更衣室などの設備を女性専用にした方がスタジオを運営しやすいことなど、運営上の理由もあると思います。
実際に女性専用ではなくても、男性が入りにくい雰囲気のピラティススタジオはあります。
hc-lifeに来られた男性のお客様からも、「他のスタジオでグループレッスンを受けたけど、おじさんには行きにくい感じだった」と言われたことがあります。
女性の利用者が多いことで女性向けのスタジオが増え、女性向けのスタジオが増えることでさらに「ピラティスは女性がやるもの」というイメージが強くなっている面もあるのではないでしょうか。
男性がピラティスをやるメリットは?
男性だから特別な効果があるわけではありませんが、男性にもピラティスを取り入れるメリットはあります。
特に、普段ウェイトトレーニングやスポーツをしている人でも、ピラティスでは普段とは違った身体の使い方を練習できます。
身体が硬くてもできる
「身体が硬いからピラティスは無理」と思っている男性もいますが、身体が硬いからこそ取り入れたいエクササイズもあります。
ピラティスでは、ただ筋肉を伸ばすだけではなく、背骨や股関節などを動かしながらエクササイズを行います。
特にマシンピラティスでは、スプリングを使って動きをアシストすることもできるため、自力だけでは難しい動きを練習しやすくなります。
もちろん、柔らかければ柔らかいほど良いわけではありません。
必要な可動域を確保しながら、その範囲を自分でコントロールできることが重要です。
筋力があっても難しいエクササイズがある
筋力トレーニングをしている男性でも、初めてピラティスをすると難しく感じることがあります。
例えば、重量を持ち上げる筋力が十分にあっても、背骨を一つずつ動かしたり、骨盤を安定させたまま股関節だけを動かしたりすることが苦手な場合があります。
また、リフォーマーなどのマシンでは、スプリングを強くすれば難しく、弱くすれば簡単というわけでもありません。
スプリングが弱くなることで自分で身体をコントロールする必要が増え、筋力のある人でも難しくなるエクササイズがあります。
そのため、ウェイトトレーニングとは違った能力をトレーニングできます。
「ベンチプレスやスクワットなどを高重量でできるのに、ピラティスエクササイズはめちゃくちゃきつい」というのは、現場ではよく見るあるあるです。
スポーツやウェイトトレーニングと組み合わせられる
ピラティスだけを行わなければいけないわけではありません。
筋力を高めたいのであればウェイトトレーニングは非常に有効ですし、持久力を高めたいのであれば有酸素運動も必要です。
そこにピラティスを組み合わせることで、背骨や股関節の動き、体幹のコントロールなどを別の方法でトレーニングできます。
「ピラティスか筋トレか」という二択ではなく、目的に合わせて組み合わせることができます。
どちらがいいか?と言われると、目的が違うので両方やるのがおすすめです。
男性もピラティスで腰痛改善できる?
男性のお客様がピラティスを始める理由の一つに腰痛があります。
腰痛で病院に行くと、腹筋や背筋を鍛えてくださいと言われることもあります。
ただし、腹筋や背筋を鍛えるのであれば何をやってもいいわけではありません。
例えば、足を固定して身体を起こす上体起こしや、腰を大きく反らせるような運動は、腰痛のタイプや行い方によっては痛みを悪化させることがあります。
足を引っかけて身体を起こす上体起こしのエクササイズについては、腰痛研究で知られるスチュアート・マックギル氏も、痛みのタイプによってはリスクになるとしています。
ただし、背骨を曲げる運動自体をすべて避けなければならないという意味ではありません。
痛みの状態や目的に合わせて運動を選ぶ必要があります。
ピラティスでは、いきなり大きな負荷をかけるのではなく、背骨や骨盤を自分でコントロールしながら腹筋や背筋を使うエクササイズを行えます。
そのため、腰痛があり、ウェイトトレーニングなどで腰に負担がかかりやすい方には、先にピラティスで身体を動かす土台を作ってから負荷を上げていく方法をおすすめしています。
男性でもマシンピラティスはできる?
もちろんできます。
リフォーマー、タワー、チェア、ラダーバレルなどのピラティスマシンに、男性用・女性用という区別はありません。
男性だから特別なマシンを使うのではなく、その人の筋力、柔軟性、目的に合わせてマシンやエクササイズを選びます。
例えば、筋力が強い人にはスプリングの設定を変えて負荷を上げることもできます。
逆に身体が硬く、自力では難しい動きであれば、スプリングの力を利用して難易度を下げることもできます。
hc-lifeでは、リフォーマーだけではなく、タワー、チェア、ラダーバレルなどを使い分けながらパーソナルレッスンを行っています。
男性が多く使うマシン、女性が多く使うマシンなどの区別は特にありません。
男性のピラティスインストラクターもいる?
男性のピラティスインストラクターもいます。
ピラティスを考案したジョセフ・ピラティス氏自身も男性です。
hc-lifeも男性トレーナーである私が全レッスンを担当しています。
男性だから男性インストラクターを選ぶ必要はありませんが、女性ばかりのスタジオに入りにくいと感じる男性であれば、男性インストラクターがいるスタジオを選ぶ方法もあります。
ウェイトトレーニングの場合は補助の観点から、力のある男性トレーナーの方がいい場合もありますが、ピラティスであればそのようなシーンは特にありませんので、男性のインストラクターの方がいい、女性のインストラクターの方がいいということは特にないと思います。
チェーン店のピラティススタジオでは、女性のインストラクターの方が多いように感じます。
東中野のhc-lifeは男性も利用できます
東中野のピラティス&コンディショニングスタジオhc-lifeは、女性専用スタジオでも男性専用スタジオでもありません。
男性も女性もパーソナルのマシンピラティスを受けることができます。
完全マンツーマンなので、グループレッスンのように周囲が女性ばかりで入りにくいということもありません。
腰痛など身体の不調がある方、身体の硬さが気になる方、スポーツやウェイトトレーニングと組み合わせたい方など、その人の目的に合わせて内容を組み立てています。
ピラティスと男性のまとめ
ピラティスは女性専用のエクササイズではなく、男性でも行うことができます。
日本では女性の利用者や女性専用スタジオが多いため、男性には始めにくく見えるかもしれません。
しかし、筋力のある男性でも難しいエクササイズはありますし、柔軟性、身体のコントロール、腰痛などがある場合の運動、スポーツやウェイトトレーニングの補助としても利用できます。
マシンピラティスも男女で使うマシンが分かれているわけではなく、その人に合わせて負荷や難易度を調整できます。
「男性だからピラティスは場違いかもしれない」と考える必要はありません。
hc-lifeでは、お客様の男女比は男性2:女性8くらいの割合です。
